ホーム > 心の居場所(2010年2月号)
      みんなで幸せになりたいと
         堂々と声をあげていこう

2010年新しい年がスタートしました。
みなさまお元気でいらっしゃいますか。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年のクッキングハウスの抱負は、NPO法人として今までよりもっと活動をオープンにし、メンタルヘルスの理解を広げ、ひとりで不安を抱えている人に仲間のいることを伝えていくことです。小さな場でもみんなが生き生きとして、笑いがあふれていれば、周りの人たちも元気になれるものです。心の豊かさについて、何が大事なのかをもっと深めていきたいです。
私がずっと訪ねたいと思っている国は、ヒマラヤ山脈にあるブータンという小さな国です。ブータンの元国王(第四代国王 ジクメ・センゲ・ワンチュック1972〜2006年即位)は、GNH(Gross National Happiness)を国民に提唱しました。経済成長も結構だが、自分の国に住んでいる人が幸せになることがもっと大切なことではないか、と国のトップの人が考えて実践したのです。写真で見るとブータンの国の人々は、頬っぺが赤く目が誠実そう、素朴な笑顔があふれていました。世界の中に、こんな国があることは希望です。
私はなぜ心の居場所をやり続けてきたのだろうか、考えてみました。心病む人たちが、ずっと長い間、閉鎖的な病院で暮らしているのを見てしまったからです。人生をあきらめないで、当たり前の人間らしい暮らしをしたいと思ったから、ご飯を一緒に食べる場をつくったのです。弱い立場の人たちが幸せになっていくことが、社会全体が心豊かになっていくことにつながると思ったのです。
ブータン国の王様のように、私たちの居場所から「みんなが幸せになっていきたい」という思いを堂々と声を大にして発信していきたいと思います。
                                     (松浦幸子)