ホーム > 心の居場所(2018年8月号)
   心が平和になるために
〜メンタルヘルス市民大学 開講〜


暑すぎる夏です。体調を維持するのが大変です。
皆様、お元気でいらっしゃいますか。

西日本を襲った豪雨水害と台風、
心からお見舞い申し上げます。
元の暮らしを戻していくことも、大変なご苦労のことでしょう。
穏やかな暮らしが一日でも早くやってきて、
心も落ち着けるように、願っております。

メンタルヘルス市民大学(第9期)が7月21日(土)より、
始まりました。
今年のテーマは、「心が平和になるために」です。
私たちは、自分の心がいつも平和であることを願っています。
人生のどんな試練にあったとしても、
あるいは人間関係で怒りや悔しさ、憎しみが湧いたとしても、
心を平和にして乗り越えられたらいいなと願っています。
私も毎朝、天国にいて見守ってくれている母や、
夫の仏壇にお茶をあげて、
今日も私の心が平和であるように祈ります。

庭のお地蔵さまにも、毎朝、
家族やクッキングハウスの仲間、自分自身の
心の平和を祈ります。

「何かを考え、判断し、行動するとき、
平和という軸から決してぶれないようになりたいのです」と。

ところが、一日の活動が始まり、
たくさんのゴタゴタのドラマの中に入りこんでしまうと、
朝、心静かに祈った平和への思いが
どこかに置き忘れられてしまうのです。

人間というものは、目の前の問題に必死に向き合っていると、
本当に大切なことをつい忘れてしまう弱いところを持った
存在なのです。

だからこそ、私たちは心の平和を一瞬、一瞬取り戻すために、
マインドフルネスの学びと実践が必要なのだと
痛感するのです。
私が最も深い感動を受け、
尊敬するティク・ナット・ハンのマインドフルネスの学びから
スタートです。

(松浦幸子)