ホーム > 心の居場所(2021年2月号)
試練の時こそ 笑顔で 心を開いていたい

皆様、お元気でいらっしゃいますか。クッキングハウスは1月5日が新年会。手作りのごちそうと、皆様から寄せられた分厚い年賀状の披露。ファミリー対抗億万長者ジャンケンゲームで笑い、それぞれの今年の抱負を語り合い、近くの布田天神社に初詣。賑やかにいつもの活動が始まりました。
コロナの緊急事態宣言の中、様々な活動が制限され、医療もひっ迫、不自由な生活が続き、孤立感と不安ばかりが増しています。早く世界中がこの状況から解放されますようにと願うばかりです。こんな時だからこそ、私達は笑顔になって、マスクからのぞく目をいつも優しくしていたいものです。「笑顔になると、心がついてくるのよ」とSSTの前田ケイ先生が良いコミュニケーションのとり方で教えて下さり、みんなで練習しました。確かに笑顔を作ると、閉じていた心が開いてくるのです。
文化座の音楽劇「ハンナのかばん」の公演にクッキングハウスの仲間達で出かけました。ヒトラーのユダヤ人差別で、13歳のハンナはホロコーストで殺されます。それでもどんな絶望的な状況であっても、家族も大人達も生きる希望を、あらゆる工夫をして与えようとするのです。「人はいつも心を開いていなきゃいけない。心を閉ざしていたんじゃ、どこへも行けない。閉ざされた心は行き止まりだって」(ハンナのかばんより)
観劇のあとは必ずシェアリング。感じたことを自分の言葉で語ること、聴いてくれる仲間がいることで私達は安心して、心を開いていくことができるのです。 (松浦幸子)