ホーム > 心の居場所(2021年8月号)
憲法も文化も 一緒に耕して 育てていくもの
憲法も文化も 一緒に耕して 育てていくもの
暑い夏がやってきました。コロナの終息は、まだ先が見えないまま不安を抱え、不自由な生活が続いていますが、皆様お元気でいらっしゃいますか。
クッキングハウスでのメンタルヘルス市民講座、スペシャルSSTには、こんな時代だからこそ学びたいと、いつもより熱心に市民の方々が参加して下さり、学ぶことの充実感を味わっています。そして講座のあとはレストランのランチで語り合っています。思っている気持ちをそれぞれが十分に語り、その気持ちを熱心に聴き、受けとめてくれる仲間がいてくれること。この楽しい光景を眺めるのが私にとっても最高の喜びです。
文化とは語り合えること。7月16日・17日の水野スウさんのピースウォークも満員御礼。1日目は市民の方々、2日目はメンバー中心に、と二部制の会となりました。文化は気持ちよくおしゃべりし合えることの自由があること。やっと会えた喜びで、話は尽きません。文化の語源は耕す(culture/カルチャー)ということ。農業は土を耕す(agriculture/アグリ・カルチャー)。私達は自分を大事することも、相手を尊重することも、もっと意識を高めていかなければならない。行動できるように自分を耕していかなければならない。憲法はそのためにいつもそばにあるのです。でも、放っておいたら土が干からびて作物が枯れるように、一緒に生きていくための文化は、しぼんでしまうでしょう。だから私達はいつも語り合いながら、平和に生きていくための文化を耕していきたい。
イメージ豊かにクッキングハウスの活動に繋げながら話してくれた、スウさんのピースウォークでした。                                              (松浦幸子)