ホーム > 心の居場所(2023年2月号)
対話から平和を希求
心の居場所の実践から学んでほしい


2023年がスタートしました。皆様、お元気でいらっしゃいますか。
年明けから波乱含みのニュースばかりです。諸物価の値上がり。ティールームの家賃も突然2万円も高くなり、ビックリです。防衛費の倍増で、敵基地攻撃能力保有する合意、原発の継続新設、そして日本学術会議の政府の介入。日本は戦争をしないことを憲法9条で誓い、そのことで世界の国々から信頼されてきました。これからも平和外交に知恵を絞り、どんなに手間がかかっても対話をしていくことの質を磨いていってほしいと願っています。「敵基地攻撃」などという言葉が飛び出してきたこと自体に恐ろしさを感じます。絶対に戦争はやってはいけません。
小さな居場所ですが、クッキングハウスは非暴力で一人一人が気持ちを語り合い、その気持ちを尊重し、できるサポートをすることを実践し続けてきました。弱い力ですが、それぞれの力を寄せあって一つの事をやれば、必ずうまくいきました。500名も集って下さった35周年を祝う会も大成功でした。どうか、クッキングハウスの実践から学んでほしいと願うばかりです。社会が平和でないと、心の居場所はやっていけなくなります。私達は一日一日、心を込めて平和な文化を創っていきます。36年目の活動を見守っていただけますよう、お願い申し上げます。                                  (松浦幸子)