ホーム > 心の居場所(2023年10月号)
弱さをオープンにして
弱さでゆるやかにつながる場


ようやく朝晩は涼しくなってきました。お元気でいらっしゃいますか。
台風や大雨の被害に遭われた皆様、心からお見舞い申し上げます。
8月14日NHKハートネットTV放映後は、ありがたいことに、たくさんの方々からの反響が届きました。
ブログのアクセス件数は普段の3倍、500件(1日)と、ふくらんでいます。
地域の人達とあたたかな交流をしている、居場所として自分の住んでいる町にもこんな居場所がほしいものだと思われたことでしょう。
なぜ感動が伝わったのでしょう。
心の病気をしたことで生きづらさをもった人達の抱えている弱さがそのまま受け入れられ、弱さを許し合える関係がオープンであることにホッとしたからだと思います。
すべての考え方、活動を、弱さを基本に据えている場です。誰もが持っている弱さでゆるやかにつながっていくと、こんなにあたたかく優しく、どの人も認めることができる。
弱さで力を合わせると実はとてもしなやかで強いつながりができていくのです。
世界中に戦争が絶えないのは、強さばかりを競っているからではないでしょうか。憎しみと無理解と偏見からは差別しか生まれません。
クッキングハウスの皆が笑顔でいられる平和な場をぜひとも見てほしいと願わずにはいられません。
「平和への道はない。平和が道である(ガンジー)」10月1日で36周年を迎えた小さな居場所です。
(松浦幸子)