平和な居場所を一緒につくっていこう
ようやく秋の風を感じる頃となりました。皆様、お元気でいらっしゃいますか。
本当に厳しく長い夏でした。各地では大雨による災害も頻発しました。水害や竜巻の被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。ウクライナ、パレスチナの戦争も終わる兆しが見えず、飢えて泣いている子どもたちの報道に心痛む日々でもありました。だから、なおのこと、クッキングハウスの居場所を平和にして、笑顔のあふれる活動にしていきたいと、日々、努力しています。
レストランにはこの暑さの中でもお客様がいっぱい来てくれました。夏休みのファミリーも楽しく語り合って過ごしていました。山梨県弁護士会の御一行様、大阪公立大学から川村先生と大学院生の皆様の特別紹介会。メンバーたちが自身のリカバリープロセスを語り、みんなでつくったリカバリーのうたを歌いました。「子どもの頃、親の暴力を見ているのがつらく、不登校にもなり、心の病気になりました。今、ようやく心の居場所が見つかって、嬉しいです」と話してくれた大塚さんの、素直で謙虚な語りが心にしみこんできました。「みんなでリカバリーのうたをつくり、歌いやすいようにピアノの伴奏をしてきたことが私のリカバリーになっています」と青木さん。私たちのつくったうたが、共に力を寄せ合って生きていくことの大きな励ましになっているのです。
2027年の40周年に向かって、平和な居場所づくりの実践を積み重ねていきます。
(松浦幸子)

