矛盾を いっぱい抱えながらも
希望に向かって 明るく 活動し続けたい
年の瀬も近づいてまいりました。皆様、お元気でいらっしゃいますか。
世界の戦争もなかなか終結にならず、飢えている人々のことを思うとつらくなります。更に、地球規模の気候変動による暑さや水害や地震と、厳しい一年をよく乗り越えてきました。台風や水害に遭われた八丈島の皆様には心からお見舞い申し上げます。毎年のように皆で旅をし、「へいなよ」のCDブックスも制作した、懐かしい思い出いっぱいの八丈島です。
クッキングハウスも2025年10月1日から、39年目の活動に入りました。心の居場所であることを、どんな時でも保障していきたいと絶え間なく起きる不安や心配事を共有し、一緒に考え解決してきました。弱い力を寄せ合って共に働き社会参加していきたいと、レストランのランチ提供やティールームのクッキー・ケーキ作りの生産活動に励み、市民の方々に喜んでもらえるようになりました。64名のメンバーたちに少しでも多くの給料を出せるようにと頑張り、年3回の賞与も出せるようになりました。それなのに、制度が変わってからNPO法人全体の運営費は、ここ数年は赤字となってしまっています。矛盾をいっぱい抱えていますが、それでも立ち止まらず活動し続けることが大事。止まってしまったら、バランスを崩してしまう。川の流れのように、とどまったら、濁って底が見えなくなってしまいます。
障がいを持った人たちと共に生活している共働学舎や、戦没画学生の無言館、亡き中村哲さんのアフガニスタンでの活動を引き継いでいるペシャワール会のことを思っても、社会の陽の当たらない分野で様々な矛盾を抱えながらも活動を続けておられることに私は励まされています。緩やかにつながり合っていきたいと思います。賛助会更新の季節となりました。どうか、ご支援をお願い申し上げます。良い年をお迎え下さいますように。
(松浦幸子)

